【全頭考察】京都大賞典 2025

◎レース傾向

京都開催の直近5年は開幕2日目または3日目での開催。今年は開幕2日目。雨の影響で開幕週にしては時計がかかっている年も多い。今年も多少は雨の影響がありそう。
極端に内前有利という感じはないが、好位から持続的な脚を使った馬が多く好走している。
4角1/2頭より後方から連対したのは1頭のみ。4角手前から位置を上げた馬の好走も目立った。内前を追走した人気薄の好走もあり、後方から外を周っての差しは決まりにくい印象。
坂の下りでペースアップするため、ラスト4Fでの持続力勝負になることが多い。

◎展開予想

近3走で逃げたことがあるのはサンライズアースのみ。先行しそうな馬もドゥレッツァやアドマイヤテラぐらいで、序盤のペースは落ち着きそう。サンライズソレイユやヴェルミセル、ボルドグフーシュなどが道中で動けば、後半は持続力が問われる展開になりそう。

◎全頭考察

1 サンライズソレイユ (牡4/栗東・矢作/マ)

近走・前走(オープン)は外を周り続けるロスがあっての敗戦
・2走前(目黒記念)は展開が向かずの敗戦
・3走前(3勝クラス)はスムーズだが、坂の上りで位置を上げての勝利
プラス・近2走は度外視可能
・同舞台での勝利実績
・スタミナや持続力
マイナス・重賞での相手強化
・負かした相手のレベルは劣る
・道中で動けなさそうな内枠はどうか
条件など・4角である程度の位置が取れれば


2 カネフラ (牡5/栗東・高橋康/追)

近走・前走(チャレンジC)はやや展開は向かなかったが、軽斤量で見せ場なく敗戦
・2走前(小倉記念)も展開が向いたとは言えず、タフな馬場も合わなかったか
・3走前(新潟大賞典)は軽斤量かつ外有利の馬場を活かしての敗戦
プラス・溜めればキレる脚も使えている
・追走面からは距離延長も悪くない
マイナス・近走からの斤量増
・重賞では勝ち負けできておらず、更なる相手強化
・馬券になった7戦中6戦は阪神
・位置が取れず、道中で捲る競馬もできていない
条件など・距離延長がプラスに働けば


3 ディープモンスター (牡7/栗東・池江/差・追)

近走・前走(新潟記念)はロスのない進路取りとはいえ、得意ではないキレ勝負での3着
・2走前(小倉記念)は斤量を背負った上、4角でスムーズに動けない中での3着
・3走前(目黒記念)は展開が向かない中での4着
プラス・近走は着順以上に評価できる
・持続的な末脚
・戦ってきた相手のレベルは上位
・戦績から直線平坦コースはベスト
マイナス・キレでは劣るため、4角まで後方になるとどうか
・勝ち切るにはワンパンチ足りない印象
条件など・持続力勝負になれば


4 アドマイヤテラ (牡4/栗東・友道/先・差)

近走・前走(目黒記念)は展開が向いての勝利
・2走前(オープン)はロスのない競馬での勝利
・3走前(菊花賞)は外を周り続けるロスもあっての3着
プラス・持続的な末脚
・操縦性は良さそうで、内枠はプラス
・近走は位置が取れており、捲る競馬もできそう
マイナス・斤量58kg
・近2走は着順以上の評価はできない
条件など・よほどのキレ勝負にならなければ


5 サンライズアース (牡4/栗東・石坂/先)

近走・前走(天皇賞・春)はやや展開が向かずの4着
・2走前(阪神大賞典)は内前有利の馬場が向いたが、逃げて上がり最速で圧勝
・3走前(3勝クラス)はスムーズだが、キレ負けした感じの2着
プラス・持続力やスタミナ
・近走は安定して先行できており、同型馬も少ない
・近走は着順以上に評価できる
マイナス・スピード面から距離短縮がプラスとは言えず
・斤量58kg
条件など・持続力勝負になれば


6 プラダリア (牡6/栗東・池添/先・差)

近走・前走(宝塚記念)はロスのない競馬で見せ場なく大敗
・2走前(天皇賞・春)はやや展開が向かず、距離も長かったか
・3走前(京都記念)は上位馬と進路取りの差もあったとはいえ物足りず
プラス・2年前の勝利実績
・好位から持続的な脚を使える
・前走からの相手弱化
マイナス・近走は度外視可能なレースも多いとはいえ物足りず
・キレでは劣るため、位置が取れないとどうか
条件など・楽に先行して粘り込めれば


7 ドゥレッツァ (牡5/美浦・尾関/先)

近走・前走(宝塚記念)はロスのない競馬だが、渋った馬場が合わなかったか
・2走前(ドバイSC)はロスのない競馬での3着
・3走前(ジャパンC)は内前有利の馬場を活かしての2着
プラス・実績は最上位
・近走からの相手弱化
・操作性が良く、脚質問わず好走できる
・京都でのG1勝利実績
マイナス・スタートはそれほど速くない
・前走の内容からも馬場が渋るとどうか
・斤量58kg
条件など・スムーズな競馬ができれば


8 ヴェルミセル (牝5/栗東・吉村/差・追)

近走・前走(リステッド)はスムーズな競馬で見せ場なく敗戦
・2走前(目黒記念)は展開が向かず、4角で大外を周るロスもあっての6着
・3走前(日経賞)も展開が向いたとは言えず、直線は他馬と接触もあった中での6着
プラス・近走は着順以上に評価できるレースも多い
・持続的な末脚があり、捲る競馬もできる
マイナス・戦績から距離はもう少し長い方が良さそう
・54kg以下の斤量でしか好走していない
・負かした相手のレベルは疑問
条件など・持続力勝負になれば


9 ミクソロジー (セ6/栗東・辻野/差・追)

近走・前走(目黒記念)は展開が向かなかったが、ロスのない進路取りで大敗
・2走前(ステイヤーズS)はスムーズな競馬での敗戦
・3走前(アルゼンチン共和国杯)は展開が向いたが、状態も整っていなかったか
プラス・長期休養前は持続的な末脚が使えていた
マイナス・長期休養後は全く勝ち負けできていない
・負かした相手のレベルは疑問
・位置が取れず、4角まで後方になるとどうか
条件など・よほどの変わり身があれば


10 ブレイヴロッカー (セ5/栗東・本田/差)

近走・前走(リステッド)はロスのない競馬での3着
・2走前(オープン)はスムーズとはいえ、強敵相手に0.2秒差の3着
・3走前(日経賞)は外を周り続けたとはいえ、見せ場なく敗戦
プラス・持続的な末脚
・近走はある程度の位置が取れている
・戦績から同距離はベスト
マイナス・重賞では勝ち負けできていない
・負かした相手のレベルは疑問
・近走は着順以上の評価はできない
条件など・持続力勝負になれば


11 ヴェルテンベルク (牡5/栗東・宮本/差)

近走・前走(チャレンジC)はそれほどロスのない競馬で敗戦
・2走前(3勝クラス)はスムーズかつ斤量の恩恵があっての勝利
・3走前(3勝クラス)は展開が向かず、4角で大外を周るロスもあっての敗戦
プラス・持続的な末脚
・スピード面から距離延長は悪くない
マイナス・前走は久々の重賞で完敗しており、更なる相手強化
・負かした相手のレベルはどうか
・近走からの斤量増
・京都の戦績が悪い点も気になる
条件など・距離延長がプラスに働けば


12 ワープスピード (牡6/美浦・高木/差)

近走・前走(天皇賞・春)は終始後方のまま見せ場なく大敗
・2走前(阪神大賞典)はスムーズな競馬での敗戦
・3走前(ダイヤモンドS)は早めに動いた分もあるが、道中はロスのない競馬で敗戦
プラス・長距離で戦ってきた相手のレベルは上位
・国内の同距離では5着を外していない
マイナス・近走は着順以上の評価はできない
・距離短縮で位置が取れないとどうか
・戦績からやや衰えている感じも
条件など・楽に好位を追走できれば


13 メイショウブレゲ (牡6/栗東・本田/差・追)

近走・前走(目黒記念)は終始外を周るロスがあっての敗戦
・2走前(ダイヤモンドS)は道中で早めに位置を上げるロスもあっての敗戦
・3走前(オープン)は展開が向かず、外を周り続けるロスもあっての敗戦
プラス・戦績から京都はベストで昨年の実績もある
・持続的な末脚
・近走は度外視可能なレースも多い
マイナス・近走からの相手強化
・位置が取れず、4角まで後方になるとどうか
・追走面からも距離はもう少し長い方が良さそう
条件など・差しが決まる馬場や展開になれば


14 サブマリーナ (牡4/栗東・庄野/差・追)

近走・前走(チャレンジC)は上位馬より外を周った分の4着
・2走前(新潟大賞典)は外有利の馬場が向いての2着
・4走前(3勝クラス)はスムーズな競馬での4着
プラス・安定した末脚
・京都は5戦3勝で3着1回
・馬場や舞台問わず大崩れしていない
マイナス・近走からの相手強化
・4走前の内容から距離はやや長い可能性も
・開幕週の馬場で外を周り続ける形になるとどうか
条件など・差しが決まる馬場や展開になれば


15 ジューンテイク (牡4/栗東・武英/差)

近走・前走(チャレンジC)は斤量を背負った上、展開が向かずの敗戦
・2走前(宝塚記念)は淀みないペースを先行したとはいえ、見せ場なく大敗
・3走前(エプソムC)は怪我明けで斤量を背負った上、道中は折り合いを欠いて敗戦
プラス・京都での重賞実績
・距離や脚質問わず好走している
・近走は度外視可能なレースも多い
マイナス・戦績からも枠は内が良かった
・療養後は勝ち負けできていない
条件など・好位で溜められれば


16 ボルドグフーシュ (牡6/栗東・宮本/差・追)

近走・前走(宝塚記念)はそれほどロスのない競馬での敗戦
・2走前(大阪杯)はロスのない競馬だが、時計勝負に対応できなかったか
・3走前(AJCC)は上位馬とは4角の位置取りの差もあっての4着
プラス・近走からの相手弱化
・持続的な末脚
・2400m以上では1回しか3着を外していない
マイナス・位置が取れず、4角まで後方になるとどうか
・開幕週で外枠もプラスとは言えず
・療養後はやや物足りない感じも
条件など・差しが決まる馬場や展開になれば


17 アルナシーム (牡6/栗東・橋口/差)

近走・前走(札幌記念)はやや展開は向いたが、タフな馬場が合わなかったか
・2走前(函館記念)は斤量を背負った上、直線で進路を切り替えるロスもあって敗戦
・3走前(大阪杯)は終始外を周るロスがあっての敗戦
プラス・近走は度外視可能
・スピードの持続力
・戦ってきた相手のレベルは上位
マイナス・初の2400m
・戦績からも馬場が渋るとどうか
・立ち回りの上手さを活かせない枠や舞台
条件など・距離延長がプラスに働けば


18 ショウナンラプンタ (牡4/栗東・高野/差・追)

近走・前走(宝塚記念)は内が使える馬場で外を周り続けての4着
・2走前(天皇賞・春)はやや折り合いを欠いて外を周り続けるロスがあっての3着
・3走前(阪神大賞典)は内前有利の馬場や展開が向かずの4着
プラス・持続的な末脚
・近走は着順以上に評価できる
・前走からの相手弱化
・馬場や舞台問わず安定している
マイナス・折り合い面からも外枠がプラスとは言えず
・勝ち切るにはやや足りない感じも
条件など・持続力勝負になれば

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