◎レース傾向(京都開催の直近5年)
京都開催の直近5年は連続開催7週目での開催。昨年のみBコース6日目だが、それ以前はCコース2日目。今年は連続開催8週目かつCコース2日目である点には注意したい。
開催が進んだ馬場ということもあり、キレというよりはスピードの持続力勝負になりやすい印象。
馬券になった15頭で上がり3位以内だったのは5頭のみであり、15頭中14頭が上がり33.6秒以上だった。4角1/2頭より後方から馬券になったのは5頭。ペース次第では差しも決まるが、基本的には好位から持続的な脚を使った馬が多く好走している。
また、連続開催の影響で馬場の内が荒れていることが多く、基本的には外が伸びている。しかし、内枠から内を通った馬で決着した年もあり、年によって馬場の状態が変わりやすい印象。
直近2年は1.32秒台で決着しているが、それ以前は1.33秒台での決着。極端なスローになることは少ないが、安田記念と比較すると遅めのタイムで決着することが多い。
◎展開予想
直近3走で逃げたことがあるのはウインマーベルのみ。先行しそうな馬もジャンタルマンタルやエルトンバローズ、レーベンスティールぐらいで、ハナ争いが激化することはなさそう。
ウインマーベルは1400m以下でも先行するスピードがあるため、逃げなくてもペースを押し上げる要因にはなりそうだが、ミドルペース以上にはならなさそう。距離延長組は5頭だが、差し脚質の馬が多いため、ペースを押し上げる要因にはならない印象。スローペースになれば、直線での決め手勝負になる可能性も。
◎全頭考察
1 トウシンマカオ (牡6/美浦・高柳瑞/差)
| 近走 | ・前走(スプリンターズS)は出遅れたが、道中はスムーズな競馬で敗戦 ・2走前(セントウルS)は大幅な馬体減もあっての3着 ・3走前(京王杯SC)はスムーズだが、日本レコードで完勝 | ||||||
| プラス | ・安定した末脚 ・スプリントで戦ってきた相手のレベルは上位 ・戦績から時計勝負にも対応できる | ||||||
| マイナス | ・3年半ぶりの1600m ・戦績からも内枠がプラスとは言えず ・マイルの一線級との力関係は未知 | ||||||
| 条件など | ・スムーズな競馬ができれば | ||||||
2 シャンパンカラー (牡5/美浦・田中剛/差・追)
| 近走 | ・前走(富士S)は馬場や展開が向かずの敗戦 ・2走前(安田記念)は大きく出遅れ、展開も向いたとは言えずの6着 ・3走前(ダービー卿CT)は斤量を背負った上、上位馬より外を周り続けての6着 | ||||||
| プラス | ・持続的な末脚 ・近走は度外視可能 ・器用ではなさそうで、この舞台は悪くない | ||||||
| マイナス | ・位置が取れず、キレでも劣る ・強敵には完敗している ・持ち時計が遅く、時計勝負になるとどうか | ||||||
| 条件など | ・よほど差し有利の馬場や展開になれば | ||||||
3 ウォーターリヒト (牡4/栗東・石橋/追)
| 近走 | ・前走(富士S)は馬場や展開が向かずの敗戦 ・2走前(中京記念)は展開が向かなかったが、ロスのない進路取りでの敗戦 ・3走前(安田記念)は馬場や展開が向かずの敗戦 | ||||||
| プラス | ・安定した末脚 ・近走は度外視可能 ・脚質から直線の長いコースはプラス | ||||||
| マイナス | ・今回の上位人気馬には完敗している ・位置が取れず、展開待ちになりそう ・持ち時計はやや劣る | ||||||
| 条件など | ・差し有利の馬場や展開になれば | ||||||
4 マジックサンズ (牡3/栗東・須貝/差・追)
| 近走 | ・前走(富士S)はやや折り合いを欠いた上、キレ勝負にも対応できなかったか ・2走前(NHKマイルC)は展開が向いたが、初のマイルかつG1で2着 ・3走前(皐月賞)は展開が向いたが、4角で大外を周るロスがあっての6着 | ||||||
| プラス | ・持続的な末脚 ・折り合い面から内枠はプラス ・器用ではないため、この舞台は悪くない ・斤量57kg | ||||||
| マイナス | ・上がりがかかるレースでしか好走しておらず、キレが問われるとどうか ・前走から更なる相手強化 | ||||||
| 条件など | ・2走前のような展開になれば | ||||||
5 アスコリピチェーノ (牝4/美浦・黒岩/差)
| 近走 | ・前走(ジャック・ル・マロワ賞)は初の直線競馬かつスムーズに伸びれずの敗戦 ・2走前(ヴィクトリアマイル)はやや展開が向いての勝利 ・3走前(1351ターフスプリント)はロスのない競馬だが、ベストではない距離で勝利 | ||||||
| プラス | ・実績は上位 ・安定した末脚 ・舞台問わず好走しており、国内は7戦7連対 ・持ち時計は最上位 | ||||||
| マイナス | ・近走からの相手強化 ・海外帰りはやや不安 | ||||||
| 条件など | ・スムーズな競馬ができれば | ||||||
6 ガイアフォース (牡6/栗東・杉山晴/差)
| 近走 | ・前走(富士S)は斤量や馬場の恩恵があったとはいえ、強敵相手に勝利 ・2走前(安田記念)は直線で追い出しが遅れるロスがありながらの2着 ・3走前(チャンピオンズマイル)は外枠から外を周り続けての敗戦 | ||||||
| プラス | ・持続的な末脚 ・国内の同距離は5戦とも4着以内 ・戦ってきた相手のレベルは上位 ・戦績から時計勝負にも対応できる | ||||||
| マイナス | ・キレではやや劣るため、位置が取れないとどうか ・前走の2,3着馬と同斤量 | ||||||
| 条件など | ・スムーズな競馬ができれば | ||||||
7 チェルヴィニア (牝4/美浦・木村/差)
| 近走 | ・前走(毎日王冠)は開幕週の馬場で外を周った上、大幅な馬体増もあっての敗戦 ・2走前(しらさぎS)は斤量を背負った上、勝ち馬より外を周った分もあっての2着 ・3走前(ドバイシーマクラシック)は上位馬より外を周ったとはいえ物足りず | ||||||
| プラス | ・実績は上位 ・近走は度外視可能なレースも多い | ||||||
| マイナス | ・近2走からの相手強化 ・古馬相手には完敗が続いている ・マイルでの持ち時計は劣る | ||||||
| 条件など | ・距離以上の適性が問われるレースになれば | ||||||
8 カンチェンジュンガ (牡5/栗東・庄野/差・追)
| 近走 | ・前走(スプリンターズS)は展開が向かずの敗戦 ・2走前(セントウルS)はスムーズだが、強敵相手に勝利 ・3走前(京王杯SC)は展開が向かず、時計勝負にも対応できなかったか | ||||||
| プラス | ・安定した末脚 ・戦績から開催の進んだ馬場は悪くない ・京都外回りでの重賞実績 | ||||||
| マイナス | ・初のマイル ・位置が取れず、展開待ちになりそう ・実績はここでは劣る | ||||||
| 条件など | ・距離延長がプラスに働けば | ||||||
9 エルトンバローズ (牡5/栗東・杉山晴/先・差)
| 近走 | ・前走(毎日王冠)はロスのない競馬だが、上位馬にはキレ負けした感じ ・2走前(中京記念)は展開が向いたが、怪我明けの影響もあっての敗戦 ・3走前(マイルCS)は外有利の馬場が向いての2着 | ||||||
| プラス | ・先行力やスピードの持続力 ・同舞台は3戦2連対で昨年の好走実績もある ・同型馬が少ない | ||||||
| マイナス | ・キレる脚はなく、位置が取れないとどうか ・近2走からの相手強化 ・持ち時計は劣る | ||||||
| 条件など | ・持続力勝負になれば | ||||||
10 ラヴァンダ (牝4/栗東・須貝/差)
| 近走 | ・前走(アイルランドT)は内が使える馬場で外を周り続けての勝利 ・2走前(3勝クラス)はスムーズな競馬での勝利 ・3走前(府中牝馬S)はスムーズな競馬での3着 | ||||||
| プラス | ・安定した末脚 ・距離やラップ問わず好走している ・京都は1-1-2-1 | ||||||
| マイナス | ・初の牡馬混合重賞 ・近走からの相手強化 ・マイルの持ち時計はやや劣る | ||||||
| 条件など | ・ある程度の位置が取れれば | ||||||
11 オフトレイル (牡4/栗東・吉村/差・追)
| 近走 | ・前走(スワンS)はやや展開が向いたが、出遅れから巻き返すロスもあっての勝利 ・2走前(関屋記念)はロスのない進路取りだが、斤量を背負っての2着 ・3走前(高松宮記念)はベストではない距離での敗戦 | ||||||
| プラス | ・キレはここでも上位 ・京都は3-3-1-0で重賞実績もある ・戦績から時計勝負にも対応できる ・追走面から距離延長は悪くない | ||||||
| マイナス | ・マイルで戦ってきた相手のレベルは劣る ・位置が取れず、展開待ちになりそう | ||||||
| 条件など | ・差しが決まる馬場なら | ||||||
12 ウインマーベル (牡6/美浦・深山/先)
| 近走 | ・前走(スワンS)はロスのない競馬だが、展開が向いたとは言えずの4着 ・2走前(安田記念)は馬場や展開が向いたが、ベストではない距離での5着 ・3走前(1351ターフスプリント)は展開が向いたが、強敵と差のない2着 | ||||||
| プラス | ・安定した先行力やスピードの持続力 ・同型馬が少ない ・戦ってきた相手のレベルは上位 ・昨年の好走実績 | ||||||
| マイナス | ・戦績からもベストは1400mか ・キレでは劣る | ||||||
| 条件など | ・前が残せる馬場なら | ||||||
13 ロングラン (セ7/美浦・和田勇/差・追)
| 近走 | ・前走(毎日王冠)は馬場や展開が向かずの敗戦 ・2走前(安田記念)はやや折り合いを欠きながら外を周るロスがあっての敗戦 ・3走前(マイラーズC)はスムーズだが、初のマイルを好時計で勝利 | ||||||
| プラス | ・持続的な末脚 ・同舞台での重賞実績 ・近2走は度外視可能 | ||||||
| マイナス | ・戦績からベストは1800mか ・キレではやや劣るため、後方からになるとどうか ・負かした相手のレベルは劣る | ||||||
| 条件など | ・ある程度の位置が取れれば | ||||||
14 レーベンスティール (牡5/美浦・田中博/先・差)
| 近走 | ・前走(毎日王冠)は展開が向いたが、前が止まらない中できっちり差し切り ・2走前(しらさぎS)は斤量を背負った上、直線で進路が狭くなる不利もあった ・3走前(AJCC)はロスのない競馬だが、ややタフな馬場が合わなかったか | ||||||
| プラス | ・好位から速い脚が使える ・近走は度外視可能なレースも多い ・同型馬が少ない | ||||||
| マイナス | ・戦績からベストは1800mか ・近走からの相手強化 ・折り合い面から外枠がプラスとは言えず ・綺麗な馬場での好走が多く、開催が進んだ馬場はどうか | ||||||
| 条件など | ・スピードが問われる馬場なら | ||||||
15 ジャンタルマンタル (牡4/栗東・高野/先)
| 近走 | ・前走(富士S)はやや折り合いを欠いた上、勝ち馬とは斤量差もあっての2着 ・2走前(安田記念)は馬場や展開が向いたが、序盤に折り合いを欠きながらの勝利 ・3走前(香港マイル)は初の海外で直線は接触もあっての敗戦 | ||||||
| プラス | ・実績は最上位 ・先行して速い脚を使える ・国内では距離や舞台問わず3着を外していない ・今回の上位人気馬には過去に完勝している | ||||||
| マイナス | ・スムーズな競馬での好走が多い ・持ち時計はやや劣る | ||||||
| 条件など | ・楽に先行できれば | ||||||
16 ドッグランズ (牡5/海外/差)
| 近走 | ・前走(Qエリザベス2世S)はやや追い出しが遅れたとはいえ伸び切れず ・2走前(ジャック・ル・マロワ賞)はそれほどロスのない競馬での4着 ・3走前(サセックスS)は直線で進路を切り替えるロスもあっての敗戦 | ||||||
| プラス | ・4走前は強敵相手に勝利 ・欧州のタフな馬場を経験しており、開催の進んだ馬場は悪くない | ||||||
| マイナス | ・位置が取れず、キレる脚もなさそう ・馬場の違いがあるとはいえ、持ち時計が遅い ・昨年の香港マイルでは大敗しており、日本の馬場もどうか | ||||||
| 条件など | ・馬場や展開の恩恵は欲しい | ||||||
17 ソウルラッシュ (牡7/栗東・池江/差)
| 近走 | ・前走(富士S)はロスのない競馬だが、斤量や怪我明けの影響もあっての3着 ・2走前(安田記念)はやや展開が向かず、レース中に骨折もあっての3着 ・3走前(ドバイターフ)はロスのない競馬だが、強敵相手に勝利 | ||||||
| プラス | ・実績は上位 ・同舞台は2-1-1-0で昨年の勝利実績もある ・近2走は度外視可能 ・戦績から開催の進んだ馬場はプラス | ||||||
| マイナス | ・キレでは劣るため、位置が取れないとどうか ・枠はもう少し内が良かった | ||||||
| 条件など | ・外有利の馬場なら | ||||||
18 ワイドラトゥール (牝4/栗東・藤原/差・追)
| 近走 | ・前走(スワンS)はロスのない競馬だが、強敵相手の2着 ・2走前(CBC賞)はベストではない距離で展開も向いたとは言えずの敗戦 ・3走前(ヴィクトリアマイル)は直線で相対的に伸びない内を通っての敗戦 | ||||||
| プラス | ・京都は2-1-0-1 ・安定した末脚 ・近走は度外視可能なレースも多い | ||||||
| マイナス | ・戦績からベストは1400mか ・G1での相手強化 ・位置が取れず、展開待ちになりそう ・大外枠もプラスとは言えず | ||||||
| 条件など | ・外差し有利の馬場なら | ||||||


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